【SDGs】飢餓をゼロに②
こんにちは、キムヒョンジンです。
今回はSDGs世界を変えるための17の目標から「2.飢餓をゼロに」について、日本の企業が行っていることと、「食」についてより詳しくお話していきます。
ー「食」の大切さを伝えようー
(参照:https://miraimedia.asahi.com/kingofchefssummit/)
2019年に兵庫県で開催された「第1回ワールドシェフ王サミット」をご存知でしょうか?
同年に大阪市で開かれた主要20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて、国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)の理念に基づき、人類と食物の関係を改めて検討して、「食」の大切さや魅力について、世界に向けて発信されました。
この時、パソナグループの南部靖之代表がサミットを開催した狙いについて「健康にとって最も大切なのは医食同源の『食』。淡路島から世界に向けて、安心・安全で健康的な食のあり方のほか、日本の食の魅力も発信したい」と言われていました。
ー加工食品への懸念ー
すべての人が健康的な生活を送るために必要なことは、消費者の食に対する意識を変えていくことです。
現代人は加工食品など包装されたものを食べることが多くなっていて、菓子パンや栄養補助食品、市販のお弁当、カップラーメンなど、つい手軽に食べれるものや忙しい仕事の合間でも摂れるものに惹かれる傾向があります。
しかし、これらを食べる時に中に何が入っているのか考えたことはあるでしょうか?
すべての加工食品を懸念する必要はありませんが、栄養やエネルギーを摂ることだけを目的に加工食品を選び続けることは疾病や代謝性疾患など健康を害する恐れもあるということを覚えておく必要があります。
ー「食」への意識改革ー
(参照:https://www.softbank.jp/sbnews/entry/20210312_03)
今、目の前にある食べ物は一体何でできているでしょうか?
体調不良や食生活の乱れなど健康に対して敏感になっている時は、原材料が書かれているラベルを見ることもあるかと思いますが、普段の食事でそこまで深く考えることは少ないのではないでしょうか。
消費者である私たちは便利さや手ごろな価格、味わいだけを求めるのではなく、何が原料として使われているのか、また栄養バランスを考えたメニューなのか、今一度自身の食事を振り返ることで、健康的な身体を保つことに繋がっていきます。
まずは私も含め、自分自身の「食」を見直してみましょう。
【SDGs】 「ディーセント・ワーク」という働き方
こんにちは、キムヒョンジンです。
SDGsの17の目標のうち、目標8として掲げられているのが、「働きがいも 経済成長も」です。
この目標8では「全ての人が幸せに暮らせる雇用を創りながら、経済成長もしていこう」という内容です。
今回は、その中でも「ディーセント・ワーク」に焦点を当てて、お話していきたいと思います。
「ディーセント・ワーク」とは?
目標8「働きがいも 経済成長も」の正式和訳は、「包摂的かつ持続可能な経済成長およびすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する」です。
ディーセント・ワークとは「働きがいがある人間らしい仕事」のことです。
国によって定義が異なりますが、日本においては厚生労働省によって下記4つに整理されています。
①働く機会があり、持続可能な生計に足る収入が得られること
②労働三権などの働く上での権利が確保され、職場で発言が行いやすく、それが認められること
③家庭生活と職業生活が両立でき、安全な職場環境や雇用保険、医療・年金制度などのセーフティネットが確保され、自己の鍛錬もできること
④公正な扱い、男女平等な扱いを受けること
「ディーセント・ワーク」と「働き方改革」
「ディーセント・ワーク」実現のために重要になってくるのが「働き方改革」です。
働き方改革には下記の3本柱があります。
・長時間労働の是正(時間)
・正規、非正規の格差解消(賃金・待遇)
・多様な働き方の実現(ライフワークバランス)
「長時間労働」については、過労死ライン(時間外基準)を20年ぶりに見直す動きが出てきています。
「正規、非正規の格差解消」も「同一労働同一賃金」など、解消にむけて動き出しています。
「多様な働き方」は「在宅勤務制度」の拡大により、かなり推進されてきています。
働き方改革の3本柱が達成されると、先に挙げたディーセント・ワークの目標も殆ど達成できると言えるでしょう。
「働きがい」向上のために重要な「目的」
働きやすくなった反面、「働きがい」が減少している人もいるそうです。
働きがいの向上のために重要になってくるのが「目的」です。
・自分が何のために働いているのか
・「会社の目的」と「自分の目的」が繋がっているか
これは仕事で高パフォーマンスを発揮するためにも重要な要素です。
目的が明確であればあるほど「働きがい」も感じるようになります。
「目的」と「働きがい」の関係は別記事で述べますが、仕事のパフォーマンスを向上させるために一度意識してみてはいかがでしょうか。
【SDGs】貧困をなくすための取り組みとは
こんにちは、キムヒョンジンです。
前回は、SDGsの目標1について、貧困問題が与える影響について述べました。
今回は、貧困問題について、貧困をなくすための取り組みにも焦点を当てて、もう少し詳しく見ていきましょう。
貧困問題の解消による改善は多大
貧困問題が解消されれば、SDGsに掲げられている17の目標のほとんどが改善されると言っても過言ではありません。
(引用:https://www.jpc-net.jp/about/sdgs.html)
別記事でご紹介した、目標2の飢餓問題についても、貧困問題が解消されれば、食料の調達には困らなくなります。
目標7の安全な水を使用することも可能になる他、トイレを設置するための費用も負担することが可能になります。
学校を設立して、学問を教えられる人を派遣すれば、すべての人が教育を受けられるようになり、職業の幅も広がり、産業と技術が発展し、経済がより成長する可能性も大いにあります。
選択肢が広がれば、ジェンダーに関する問題が徐々に緩和される可能性も十分あります。
こうやって挙げてみただけでも、貧困問題の解消によって改善されるものは多大といえますね。
貧困問題をなくす具体的な取り組み
では、貧困問題をなくすための具体的な取り組みについて、見ていきましょう。
貧困問題がなぜ起こっているのかという根本の原因は、所得格差があるからですよね。
世界や日本で多く取り入れられているのが、所得格差をなくす取り組みです。
⚪︎公的扶助(所得保証や支給額の増額)
⚪︎子どもを見守るための場所の設置
⚪︎キャリアアップ支援(シングルマザー等)
⚪︎ボランティア活動
上記に挙げたものはほんの一部です。
政府および自治体、NGOまたはNPOなどの法人、企業など、様々なところで貧困問題の解消に向けた取り組みが行われています。
私たちにもできることはある
たくさんの取り組みの中でも、寄付金や募金活動、ボランティア活動などは、私たちでも参加しやすい支援方法になります。
私たち一人一人の取り組みによって、貧困問題が解消される人々が、救われる人々がいます。
まずはやってみよう、その気持ちを持って行動するだけで、誰かを救うことに繋がります。
【SDGs】飢餓をゼロに
こんにちは、キムヒョンジンです。
今回はSDGs世界を変えるための17の目標から「2.飢餓をゼロに」についてお話していきます。
ー飢餓とはー
長期間に渡り満足な食事ができず、健康的で活動的な生活を送るためのエネルギーや栄養を摂取できないことを言います。
世界では11人に1人、7億人を超える人が飢餓に苦しんでいるのです。
飢えで苦しむ人の数は年々増加しており、特に体力の無い生後間もない乳幼児や子どもへの影響は大きく、飢餓が原因で毎年多くの命が失われています。
そして、飢餓とは私たちの生活にも大きく関わっています。
(引用:https://www.softbank.jp/sbnews/entry/20210312_03)
ー日本での課題ー
「食品ロス」と言う言葉を皆さん、聞いたことは有るでしょうか?
食品ロスとは、まだ食べられるのに捨てられてしまう食べ物のことを指します。
さて、皆さんは今日の食事で全て残さず食べきることはできたでしょうか?
苦手な食べ物があったり、食事の時間が短くなって止む得ず残してしまった…等ということは無いでしょうか?
実際に日本では年間612万tもの食品ロスが発生しています。
これは、毎日大型トラック1680台分の食べられるはずの食品が廃棄されている計算になります。
身近なもので置き換えると、おにぎり1〜2個を毎日捨てていることになります。
次の世代の健康を守るためにも飢餓の連鎖は止めなければなりません。
ー私たちにできることー
日本の食品ロスの半分は家庭から発生しているとも言われています。
(引用:https://sdgs-support.or.jp/journal/goal_02/)
消費期限や賞味期限が切れたから捨ててしまった経験は無いでしょうか?
その原因を防ぐためには
①無駄な買い物予防として、買い物前に冷蔵庫の中身を確認する
②食品選びの際には、すぐ食べるものは賞味期限が短いものを選ぶ
この挙げた2つからまず意識して変えていくだけでも、食品ロスは軽減されるでしょう。
みなさんも一緒に、まずは自分たちができる食品ロス問題に着目して取り組んでみませんか?
【SDGs】森林を守り、生態系を守る
こんにちは、キムヒョンジンです。
SDGsの17の目標のうち、目標14として挙げられている「海の豊かさを守ろう」については以前記事を書きました。
海の水は川を通って山から流れていきます。そのため、海を守るためには山を守る必要があります。
今回は、SDGsの目標15に挙げられている「陸の豊かさも守ろう」について、見ていきたいと思います。
SDGs目標15とは?
地球上の生物、自然は全て繋がっています。これを生態系と呼びます。
SDGs目標15は「陸の豊かさも守ろう」と書きましたが、正式目標は
「陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復および生物多様性の損失を阻止する」
です。
簡単にいうと、「陸上生物すべての生態系を守ろう」
という内容です。
森林だけでなく、そこで暮らす動物を守ることも含まれているのです。
森林が毎年減っている!!
地球の陸地面積の約30%を森林が占めています。
その森林ですが、毎年減少の一途を辿っています。
その減少量は年間1,300万ヘクタールで、東京都59個分にあたります。
森林減少の理由は様々ですが、森の過剰伐採が原因の一つだと言われています。
これについては別記事で詳しく書いていこうと思います。
年間4万種が絶滅している!?
諸説ありますが、地球上には約1,000万種の生物が生息していると言われています。
先に述べた森林減少以外にも、地球温暖化や大気汚染等、
様々な要因で生態系が破壊されています。
その結果、今では年間4万種もの生物が絶滅していると言われています。
年間4万種ということは、1日に換算すると109種が絶滅しているのです。
生態系の一員としての人間
私たち人間も生態系を構成する一員です。
例えば、森林伐採が進むと土砂崩れなどの災害や食物の減少にも繋がります。
つまり森林を守ることは、私たちの命を守ることに繋がるのです。
リサイクルや無駄なゴミの削減など、私たちが出来ることからやっていき、生態系を守っていきましょう。
【SDGs】貧困をなくすことで多くの人を救おう
こんにちは、キムヒョンジンです。
SDGsでは17の目標が掲げられていますが、その背景には貧困問題が大きく関係しているものが多いのが現状です。
今回は、SDGsの目標1に掲げられている「貧困をなくそう」について、詳しく見ていきたいと思います。
貧困問題が与える影響
「質の高い教育をみんなに」でも述べましたが、質の高い教育を受けられない背景には、貧困問題が大きく影響しています。
また、貧困問題が大きく影響しているのは、教育の面だけではありません。
どのような面に影響しているのか、より詳しく見ていきましょう。
貧困問題の解消は不平等をなくす第一歩
世界では8億人以上の人々が1日1.25$未満で生活しているという結果が発表されています。
貧しい人々が暮らす国の中でも特に深刻なのが「南アジアやサハラ以南アフリカ」であり、極度の貧困状態で生活している人の8割を占めています。
この状況下では、学校に通うことや、医療を受けるために病院に行くことも厳しいですよね。
もちろん、好きなものを好きなだけ購入したり、食べたいものを食べることも困難です。
このように、貧困問題に付随して、不自由な生活を送らざるを得なかったり、質の高い教育を受けられなかったために、就職することができないなどの影響を受けているのが現状です。
貧困をなくすために
貧困は様々な要因が元になって起こるものであるため、貧困問題を解消するだけで、他の問題も大きく解消される可能性が高くなります。
そのため、様々な支援団体や募金活動を始め、企業でも様々な取り組みが行われています。
一人でも多くの人がこの取り組みに興味を持ち、積極的に参画することで、救われる人達はたくさんいます。
今一度、すべての人が不自由なく暮らせるように、私たちにできることをしていきましょう。
【SDGs】 海を守るのは、未来を守るということ
こんにちは、キムヒョンジンです。
SDGsの17の目標のうち、目標14として掲げられているのが、「海の豊かさを守ろう」です。
この目標14に関連して、以前海洋プラスチックゴミについて言及しました。
今回は、改めて「海の豊かさを守る」を焦点に、お話していきたいと思います。
海の豊かさを守るための課題
目標14「海の豊かさを守ろう」では、「持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する」ことをゴールとしています。
また、目標14「海の豊かさを守ろう」のターゲットには、海の魚や動物が過ごせる生態系の維持と漁業に従事する人々の雇用に関する課題が含まれています。
海の魚が消えている!?
前者の海の生態系に関しては、乱獲が問題視されています。日本も古来より、魚を食す文化がありますが、今や世界中で魚の摂取量が増えています。
乱獲により、海の魚が減少の一途を辿っています。統計では、1970年代に比べると、今の海には当時の49%まで魚が減っているそうです。
マイクロプラスチックを誤飲する海洋生物
加えて、生態系に大きな悪影響を与えているとして、現在注目されているのが、「海洋プラスチック」のゴミ問題です。
私たちの生活に溶け込んだ、ペットボトルやビニール袋などのプラスチックゴミは、なんと年間800万トン、海に流れ出ているといわれています。
その中でもマイクロプラスチックと呼ばれる細かい破片は、魚や鳥、クジラなどの海洋生物が意図せず飲み込んでしまっているのです。
以前、海洋環境の整備に尽力されるボランティアのかたから、海洋生物ときれいな海を守るために、ゴミの清掃を昔からされているとお話を聞きました。
海を守ることは、回り回って私たちの生活を守ることに繋がります。
日々目にするプラスチックで、消費を抑えることによって、その行動が未来を守ることに繋がることでしょう。