【SDGs】安全な水は世界で貴重な資源
こんにちは、キムヒョンジンです。
日本では、自動販売機やコンビニに行けば当たり前のように飲み水があり、様々な場所にトイレが設置されています。
しかし、海外では飲み水が足りない、トイレがないという話をよく耳にすると思います。
世界的に課題となっている現状があると言われても、あまり実感が湧かない方もいるのではないでしょうか。
今回は、SDGsの目標6「安全な水とトイレを世界中に」に焦点を当てて、安全な水が必要な背景について詳しく見ていきたいと思います。
安全な水が当たり前でない理由とは
(出典:https://gooddo.jp/magazine/sdgs_2030/water_and_sanitation_sdgs/4786/)
世界では、安全な飲み水を使うことができない人が世界の人口の約3分の1、安全に管理されたトイレを使うことができない人が世界の人口の半分以上、約6割に上ります。
割合で見ると、世界中の大多数の人が飲み水やトイレに使えるような安全な水を確保できていない現状が見えると思います。
なぜ、安全な水が確保しにくいのか、その理由について言及していきます。
安全な水が得られるのは、地球の水のうちわずか0.01%
宇宙から見える地球を一見すると、水が豊富にあるように見えるかもしれません。
しかし、その中で、私たちの生活に利用可能な水資源は、わずか0.01%しかありません。
(出典:https://www.nomura.co.jp/el_borde/view/0050/)
地球上の水の97%は海水で、残りの淡水のほとんどは氷雪や氷河、地下水として存在しています。
それらを除くと、私たちが利用可能な水はたったの0.01%しか残らないため、水は本当に非常に貴重な資源であるといえます。
また、日本のように安全で衛生的に水を利用できる環境が整っている国は、世界でも数えるほどしかありません。
衛生的に処理されていない水を摂取すれば、下痢や肺炎、マラリアなどの病気になる可能性が高まり、命を落としてしまう子どももたくさんいます。
そのため、飲み水やトイレに使えるような安全な水は非常に貴重なものと言えるのです。
すべての人が安全な水を使えるようにするために
(出典:https://gooddo.jp/magazine/water-and-sanitation/africa_sanitation/710/)
以上の背景から、SDGsの目標6「安全な水とトイレを世界中に」を掲げ、すべての人が安全な水と衛生的な環境を使えるようにするための取り組みが世界的に行われています。
飲み水やトイレに使える、安全な水を確保することで、たくさんの命が救われます。
次回は、具体的に行われている取り組みについて詳しく見ていきますので、まずは私たち一人一人ができることを始めてみましょう。