【SDGs】森林減少の原因と、それによる影響
こんにちは、キムヒョンジンです。
SDGsの17の目標のうち、目標15として掲げられているのが、「陸の豊かさも守ろう」です。
この目標15に関連しては以前も記事を書きました。
(【SDGs】森林を守り、生態系を守る:https://zoneblog.hatenablog.com/entry/2021/07/14/170000)
今回はその中でも、「森林減少」に焦点を当てて、お話していきたいと思います。
ー森林減少の原因ー
前の記事でも書きましたが、地球の陸地面積の約30%を森林が占めています。
その森林の減少量は、年間1,300万ヘクタールで、北海道と九州を合わせた面積に相当します。
減少理由は様々ですが、代表的なものを下記に示しました。
・農地等への土地利用の転換
・違法伐採
・自然回復力に配慮しない焼畑農業
・燃料用木材の過剰摂取
・森林火災
近年の日本では、森林減少は起きていません。
しかし、日本では木材供給量の7割を海外からの輸入しています。
これらの世界規模の森林減少は、日本においても他人事ではありません。
ー森林減少によって起きる問題ー
森林には、主に8つの機能があります。
①温暖化緩和などの地球環境保全機能
②土砂災害防止
③水質浄化などの水源涵養機能
④大気浄化などの快適環境形成
⑤保養やレクリエーション
⑦文化や教育
⑧木材や食料、薬品などの物質生産
森林減少によって、これらの機能が失われます。
それにより沢山の問題が発生しますが、今回は代表的な2つを挙げます。
①気候変動の拡大
二酸化炭素の吸収源である森林が減少することにより、地球温暖化が助長される恐れがあります。
地球温暖化により、水害や森林火災の長期化に繋がります。
②感染症の拡大
森林減少により野生生物の住みかが無くなり、森の外に出て人と接触する機会が増えます。
森に暮らす野生生物が未知のウイルスや細菌を保有している、と言われています。
このようなウイルスや細菌が、人にも感染するように変異していく恐れがあります。
ー私たちに出来ることー
森林減少に対して、私たちがまず出来る事も沢山あります。
代表的な事を以下に書いていきます。
・地産地消を意識する(輸送に掛かる燃料の削減)
・紙(紙コップやコピー紙等)の使用を減らす
・「有機JASマーク認証」「フェアトレード認証」など環境に配慮した認証商品を購入する
・自然環境に取り組んでいる事業に投資する
このような小さな事の積み重ねが、私たちの未来に繋がっているのです。
今回は、森林減少の原因とその影響、について簡単に書かせて頂きました。
今後は、より詳しい内容に触れた記事も書いていこうと思います。