海の豊かさを守るには1
SDGsの目標に「14.海の豊かさを守ろう」という目標が掲げられています。皆様も報道などで耳にすることのある問題だと思います。問題解決のためには、まず現状を把握することが非常に大事です。メディアの報道や特集でも情報が得られますし、ドキュメンタリー映画などで現状を映像として把握するのも、一つの手かもしれません。
ここで一つドキュメンタリー映画をご紹介したいと思います。
ードキュメンタリー映画「プラスチックの海」ー
2016年に公開された本作は、一見すると綺麗な青い海が広がっているのですが、その海面下、ぱっと見、目に見えないところでは、なんと使い捨てのプラスチックごみが漂っている様をカメラに収めています。
中には目を憚るような衝撃的な実態を捉えたシーンが並びます。しかし、人々の暮らしに今や当たり前に流通しているプラスチックが、廃棄された先にどのようなことが起こっているのか、生態系や人間の生活にどのような影響が出てきているのかを、真に訴えかけています。
世界の海は、大きな海流が5つあり、その流れに乗って、プラスチックごみが海中を漂っています。プラスチックは、紫外線などにより細分化され、いわゆる「マイクロプラスチック」を呼ばれるプラスチックの破片となります。これが海中を舞い、あたかもスモッグがかかったかのように見えるほど海中に含有しています。この細分化されたマイクロプラスチックは生態系に深刻な影響を与えており、なんと魚や海鳥が口にしてしまっているのです。
(次回ブログに続く)