【SDGs】食品ロスを減らすために今できること
こんにちは、キムヒョンジンです。
SDGsの17の目標のうち、目標12として掲げられているのが「つくる責任つかう責任」です。
この目標12に関連して、「食品ロス」という言葉を耳にしたことはないでしょうか。
今回は「食品ロス」に焦点を当てて、お話していきます。
世界と日本の現状
世界の貧困地域で飢餓状態となっている一方で、先進国では本来食べられるはずの食品が大量に廃棄されている現象が起こっています。
数字でいうと、世界で生産されている食品の約3分の1が捨てられていることになります。
そして廃棄するためにも費用がかかるため、二重三重で資源を無駄に消費していることにもなります。
日本における食品ロスの多くを占めるのは家庭ごみです。
食品メーカーや飲食店などよりも実際に食品が廃棄される量が多く、農林水産省の試算によると643万トンの食品ロスのうち45%が家庭ごみだと言われています。
なぜ食品ロスが起こるのか
食品ロスが起こる要因はいくつかあります。
「生産物の規格外品の廃棄」や「需要と供給のアンバランスさ」、「賞味・消費期限切れ」、「3分の1ルール」、「食べ残しが当たり前」などが挙げられます。
特に、私も飲食店を営んでいるからこそ実感しているのですが、飲食店での直前の予約のキャンセルは材料など仕込んだ後のことが多いため、全てではなくとも食品ロスに繋がりやすいと言えます。
(引用:https://sdgs.edutown.jp/info/goals/goals-12.html)
限りある資源
地球の生態系が1年間で生み出す資源と、人類が1年間生活するために必要な消費する資源とでは消費する資源の方が多く、地球の約1.7個分が必要とされています。
つまり、私たちは今ある資源だけでは生活するためには足りないため、食材や木材など未来の資源も使いながら日々生活しているのです。
食品ロスへの取り組み
近年、この食品ロスに関して一般企業や会社も各々今できることに取り組んでおられます。
つい先日、私もカフェに立ち寄った際にスターバックスコーヒーさんがフード割引をされているのを見かけました。
食品ロス改善のために、価格を下げてドリンクと一緒にフードも食べてもらいやすいように工夫されている姿を見て、日々企業も工夫や改善を繰り返しているのだと感じました。
私も個人でできることから始めていき、小さな積み重ねが大きな結果に繋がることを意識して取り組んでいきます。
ブログ再開!!
こんにちは、キムヒョンジンです。
久方ぶりの投稿となり、月日の流れの速さには驚くばかりです。
みなさま、いかがお過ごしでしたでしょうか??
私は毎日事業を通して多くの方と出逢い、共に未来を想像し、お互いのビジョンを共有しながら未来に向かって一歩一歩歩み続けた日々でした。
今年も残りわずかとなりましたが、改めて今年の1月に立てた目標を見返し、何を達成し、何が未達成かをしっかり把握した上で、このブログから発信できることは何かを考え直し、私が日々大事にしていることや実践していることをお伝えしていきたいと思い、再び手を動かし始めたところです。
また、こうしてこのブログを通して私自身のことも知っていただけると幸いです。
【SDGs】あなたはあなた!ジェンダーで左右されない
こんにちは、キムヒョンジンです。前回、SDGsの17の目標のうち、目標10として掲げられている「人や国の不平等をなくそう」に関連して、「LGBT(セクシャルマイノリティ)」の話をしました。
世界でもセクシャルマイノリティを理解する動きがある中、先日、世界で新たな試みがありました。
LGBT対応の「Xジェンダー」パスポート誕生
本年10月27日に、アメリカ国務省が、LGBTに対応したパスポートを初めて発行しました。
その名も「Xジェンダー」
これまでパスポートでは、男性と女性のいずれかしか選べなかったものが、男性でも女性でもない「Xジェンダー」を選べるようになりました。
アメリカの他に、少なくとも11ヵ国でXジェンダー対応が進むと報道されています。
(参考:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN2802G0Y1A021C2000000/)
自ら主張して手にした権利
今回パスポートを取得されたのは、コロラド州在住のかたで、自分の性別を男性でも女性でもない性別が選べるように、アメリカ政府に提訴していました。
「M(男性)」か「F(女性)」のどちらでもない、自らの性別を「X」として申告させてほしい――
その権利を求めて、コロラド州のかたは自ら声を上げ、結果この度の「Xジェンダー」対応のパスポートが生まれました。
報道の中には、コロラド州のかたのコメントがあり、
「これで私たちは法的に存在していることになる。法的にここにいると言えるようになったんだ」
(出典: https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4392365.html)
コメントを拝見し、どのような想いで「Xジェンダー」と申告する権利を求めていたのか、それが垣間見えた気がしました。
自分という存在をかけての訴えであり、切実な願いだったのだと感じました。
自分の存在意義は自由
例えば、ビジネスで申請書を書く際、氏名に、性別に・・・何も気を止めずペンを走らせますが、もし自分が男性の身体であり、心が女性であったなら、ふとペンを持つ手が止まるかもしれません。
これがもし学生の時ならば・・・
まだ現代のような受け入れが進んでいない時代であったならば・・・
自分の存在は枠組みから外れていると感じ、他人に打ち明けられない人がいるかもしれないと感じました。
同調を重んじ、異質を差別視する文化の下では、特に自分で抱え込む人が多いのかもしれませんね。
しかし、世界では、むしろ個性がある人が活躍する場が数多くあります。
自分が何者か、あやふやに感じる。それは確かに不安を煽るかもしれません。
しかし、性別がどうであれ、「あなた」という存在は、誰にも縛られるものではないと私は思います。
もちろん私自身も周りのかたに対し、自分にとっての当たり前のことを、万人もそうであると思い込まないことが大切だと感じました。
【SDGs】 LGBTから見た不平等とは
こんにちは、キムヒョンジンです。
SDGsの17の目標のうち、目標10として掲げられているのが、「人や国の不平等をなくそう」です。
この目標10に関連して、今回は「LGBT」の観点から、お話していきたいと思います。
LGBTを知る
まず、「LGBT」とは、
(L)レズビアン
(G)ゲイ
(B)バイセクシュアル
(T)トランスジェンダー
いわゆるセクシャルマイノリティの総称です。
レズビアン(Lesbian)とは、性自認は女性で、女性に恋愛感情や性的欲求を抱く方を指します。
ゲイ(Gay)とは、性自認は男性で、男性に恋愛感情や性的魅力を抱く方を指します。
バイセクシャル(Bisexual)とは、恋愛対象が男性女性を隔てない性であり、日本語では「両性愛者」と表します。
トランスジェンダー(Transgender)とは、性自認と身体的性が異なる方を指します。例えば、男性の身体であっても、心は女性の方など指します。
理解できない感情は嫌悪の感情に酷似している
自分の性別は男性と自認し、男性の身体を持つ方がただ多いとされておりますが(女性であってもしかり)、それはただ大多数がそうであるというだけであって、それだけで差別されることではありません。
人は理解できないもの(自分の中の"常識"に合わないもの)に対して抱く感情は、嫌悪の感情に似ていると言われます。
現代では様々な多様性が認められており、理解できないといって、批判されるものではありません。
様々な性差を受け入れる動きが進む
いわゆるセクシャルマイノリティの方にとって、同性婚が認められず、パートナーと法的に認められないという報道もありました。
また、トランスジェンダーの方が青年期に差別された経験があることも事実としてあります。
しかしながら、2001年にオランダで世界初の同性婚を合法化したように、世界でも、もちろん日本においても、受け入れる流れがあります。
多種多様な人がいることを受け入れることで、皆で不平等のない社会に一歩ずつ歩いていきたいものですね。
【SDGs】安全な水は世界で貴重な資源
こんにちは、キムヒョンジンです。
日本では、自動販売機やコンビニに行けば当たり前のように飲み水があり、様々な場所にトイレが設置されています。
しかし、海外では飲み水が足りない、トイレがないという話をよく耳にすると思います。
世界的に課題となっている現状があると言われても、あまり実感が湧かない方もいるのではないでしょうか。
今回は、SDGsの目標6「安全な水とトイレを世界中に」に焦点を当てて、安全な水が必要な背景について詳しく見ていきたいと思います。
安全な水が当たり前でない理由とは
(出典:https://gooddo.jp/magazine/sdgs_2030/water_and_sanitation_sdgs/4786/)
世界では、安全な飲み水を使うことができない人が世界の人口の約3分の1、安全に管理されたトイレを使うことができない人が世界の人口の半分以上、約6割に上ります。
割合で見ると、世界中の大多数の人が飲み水やトイレに使えるような安全な水を確保できていない現状が見えると思います。
なぜ、安全な水が確保しにくいのか、その理由について言及していきます。
安全な水が得られるのは、地球の水のうちわずか0.01%
宇宙から見える地球を一見すると、水が豊富にあるように見えるかもしれません。
しかし、その中で、私たちの生活に利用可能な水資源は、わずか0.01%しかありません。
(出典:https://www.nomura.co.jp/el_borde/view/0050/)
地球上の水の97%は海水で、残りの淡水のほとんどは氷雪や氷河、地下水として存在しています。
それらを除くと、私たちが利用可能な水はたったの0.01%しか残らないため、水は本当に非常に貴重な資源であるといえます。
また、日本のように安全で衛生的に水を利用できる環境が整っている国は、世界でも数えるほどしかありません。
衛生的に処理されていない水を摂取すれば、下痢や肺炎、マラリアなどの病気になる可能性が高まり、命を落としてしまう子どももたくさんいます。
そのため、飲み水やトイレに使えるような安全な水は非常に貴重なものと言えるのです。
すべての人が安全な水を使えるようにするために
(出典:https://gooddo.jp/magazine/water-and-sanitation/africa_sanitation/710/)
以上の背景から、SDGsの目標6「安全な水とトイレを世界中に」を掲げ、すべての人が安全な水と衛生的な環境を使えるようにするための取り組みが世界的に行われています。
飲み水やトイレに使える、安全な水を確保することで、たくさんの命が救われます。
次回は、具体的に行われている取り組みについて詳しく見ていきますので、まずは私たち一人一人ができることを始めてみましょう。
【SDGs】森林減少の原因と、それによる影響
こんにちは、キムヒョンジンです。
SDGsの17の目標のうち、目標15として掲げられているのが、「陸の豊かさも守ろう」です。
この目標15に関連しては以前も記事を書きました。
(【SDGs】森林を守り、生態系を守る:https://zoneblog.hatenablog.com/entry/2021/07/14/170000)
今回はその中でも、「森林減少」に焦点を当てて、お話していきたいと思います。
ー森林減少の原因ー
前の記事でも書きましたが、地球の陸地面積の約30%を森林が占めています。
その森林の減少量は、年間1,300万ヘクタールで、北海道と九州を合わせた面積に相当します。
減少理由は様々ですが、代表的なものを下記に示しました。
・農地等への土地利用の転換
・違法伐採
・自然回復力に配慮しない焼畑農業
・燃料用木材の過剰摂取
・森林火災
近年の日本では、森林減少は起きていません。
しかし、日本では木材供給量の7割を海外からの輸入しています。
これらの世界規模の森林減少は、日本においても他人事ではありません。
ー森林減少によって起きる問題ー
森林には、主に8つの機能があります。
①温暖化緩和などの地球環境保全機能
②土砂災害防止
③水質浄化などの水源涵養機能
④大気浄化などの快適環境形成
⑤保養やレクリエーション
⑦文化や教育
⑧木材や食料、薬品などの物質生産
森林減少によって、これらの機能が失われます。
それにより沢山の問題が発生しますが、今回は代表的な2つを挙げます。
①気候変動の拡大
二酸化炭素の吸収源である森林が減少することにより、地球温暖化が助長される恐れがあります。
地球温暖化により、水害や森林火災の長期化に繋がります。
②感染症の拡大
森林減少により野生生物の住みかが無くなり、森の外に出て人と接触する機会が増えます。
森に暮らす野生生物が未知のウイルスや細菌を保有している、と言われています。
このようなウイルスや細菌が、人にも感染するように変異していく恐れがあります。
ー私たちに出来ることー
森林減少に対して、私たちがまず出来る事も沢山あります。
代表的な事を以下に書いていきます。
・地産地消を意識する(輸送に掛かる燃料の削減)
・紙(紙コップやコピー紙等)の使用を減らす
・「有機JASマーク認証」「フェアトレード認証」など環境に配慮した認証商品を購入する
・自然環境に取り組んでいる事業に投資する
このような小さな事の積み重ねが、私たちの未来に繋がっているのです。
今回は、森林減少の原因とその影響、について簡単に書かせて頂きました。
今後は、より詳しい内容に触れた記事も書いていこうと思います。
【SDGs】 これまでもやっていた!?エシカル行動
こんにちは、キムヒョンジンです。
SDGsの17の目標のうち、目標12として掲げられているのが、「つくる責任つかう責任」です。
この目標12に関連して、「エシカル」という言葉を耳にしたことがあるかもしれませんね。
今回は、「エシカル行動」に焦点を当てて、お話していきたいと思います。
そもそも「エシカル」ってなに?
目標12「つくる責任つかう責任」では、「持続可能な生産消費形態を確保する」ことをゴールとしています。
また、目標12「つくる責任つかう責任」では、以下のようにターゲットが定められています。
SDGsの目標とターゲット:農林水産省 (maff.go.jp)
2030年までに、地球の資源が枯渇しないように、達成すべき目標が細かく記載されているわけですね。
高まる「エシカル」の認知度
消費者庁が2020年に実施した意識調査(「倫理的消費(エシカル消費)」に関する消費者意識調査報告書)によると、「エシカル消費」に関連する言葉の認知では、「エコ」「ロハス」「フェアトレード」という言葉の認知が広がっており、いずれも2019年では、2016年に比べて増加傾向にあります。
また、エシカル消費に関連するマークがありますが、「エコマーク」「オーガニック」「伝統マーク」が順に認知が広がっており、こちらも2016年に比べ2019年では認知度がいずれも上がっています。
ネットやSNS、TV、新聞などで「エシカル」に関する情報をとっている人が多い状況です。
買い物はエシカル行動のチャンス!
実際認知が進む中、まず身近で取り入れられるのが、スーパーマーケットなどで買い物をするときが挙げられます。買い物の時にエコバックを持っていく、居住地域付近で生産された商品を購入する、これらもエシカルにつながる行動になります。
最近よく見かける簡易包装にすることでもエシカル行動といえます。
もしかしたら、すでにやっているものもあるかもしれませんね。
アンテナをはって買い物をすると、エシカルな食料品、衣料品が目にとまります。ご自身が手に取った商品が、エシカルかどうかぜひ見てみてください。